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Woman exercising on wunda chair

感染症休みで励む!筋トレで体を守るマスク以上の3大効果

こんにちは!

世間では新型コロナウィルスによる休校や休業・勤務時間の短縮などが行われ、パンデミック(病気の世界的大流行)が起こっています。

また、ドラッグストアからはマスクや消毒用アルコールが消え、人々の混乱もピークになってきました。そこに突然の休校のお達しがあり、不安を募らせながらも「外出遠慮」の名のもとにさらに混乱している人も多いのではないでしょうか。

マスクもない、家からも出れない、でも感染症は確実に近くまで来ている…そんな時、カップ麺を食べて寝ているだけでは病気にかかるのも時間の問題。そして精神的にもよくないことは明らかです。

「でも、対策ができないからしょうがないじゃん…」

「いえ、筋トレしましょう!」

一見ただの趣味にも思えますが、筋トレは新型コロナを含む感染症だけでなく、様々な病気に効く素晴らしい効果を持っています。その理由を解説します。

なお、ここで紹介する「感染症のリスクを下げる筋トレ」は「ゆるトレ」「筋肉体操」と呼ばれる比較的軽度な筋トレのことです。

高強度の筋トレ(バルクアップ・競技レベルなど)は体の免疫力を下げてしまいますのでお気をつけください。

 

※「ゆるトレ」とはどんなトレーニングかについてはこちらの記事をご覧ください

<ゆるトレ>簡単な筋トレで3つの美ボディ効果

 

①呼吸器を鍛えることができる

Mature group of people doing breathing exercise

呼吸器に影響する感染症にかかって重症化する、または死に至る理由の多くは、ウィルスによって呼吸器系が破壊されることによります。高齢者や呼吸器疾患を持っている方が死に至りやすいのは、機能の低下が起こっていた器官にさらにウィルスによる破壊が至って重症になるからでもあります。

筋トレは体に負荷をかける行為であり、そのエネルギーの一つが酸素です。酸素は空気中から肺を通して取り入れられ、運動する筋肉へと運ばれます。トレーニングをすることで、より正しい呼吸ができるようになり、結果として呼吸器の能力があがっていきます。そして、感染症にかかって呼吸機能が低下しても、生活する上での呼吸機能は維持しやすくなります。

感染症にかかっても呼吸器機能を維持できる

 

鼻が詰まった時、たんがひっかかる時、それを体外に排出する咳などの動作も呼吸器の能力にかかっています。たんを切るときにも力みすぎてしまったり、鼻をかむのができなくてそのまま放置してしまったり、かなり時間がかかってしまったりすると心も体も疲れてきます。体内に残る鼻水やたんはウィルスの山ですから、できる限り早めに排出しておきたいですよね。

鼻水・たんを出しやすいからウイルスを追い出しやすい

 

呼吸器を鍛えることは一見、感染症と無関係なようですが、体の本来の機能を高めることで「弱った体でも生活に必要な機能を維持する」ことはとても重要なことなのです。

 

②免疫力を上げることができる

The vial with vaccine and syringe on calendar

 

軽度な運動は体の免疫力を高めてくれます。マスクなどで外から入ってくるウィルスをある程度排除することは必要なことですが、中に入ってきたウィルスを排除するのは体の持つ免疫力の働き。絶対にかからないようにすることが困難な感染症の方が多いため、入ってきた時のことを考えて体の免疫力を高め、感染症のリスクを減らしましょう。

体の抵抗力があがるから感染症のリスクが減る

 

筋トレは体にある程度の負荷を与える行為ですが、この負荷から回復する際に「前回の負荷に耐えられるようもっと体を強くしよう」と体が認識することによる体を強くする仕組み(※超回復)があります。筋力や体にわずかなダメージを与え、回復することを繰り返すことで、普段から体にダメージの耐性ができます。また、病気が重症化する要因の一つとして、筋力や行動力が低下することで活動が低下し、体の機能が低下していくことも挙げられます。

病気にかかっても症状が重症化しにくい

 

入ってくる病気を完全にシャットアウトすることはできませんが、水際対策を実施しながら次の段階も考え、中での対策をしっかりと行っておく必要があります。

 

③メンタルを上げることができる

body of a beautiful girl in a meditation

筋トレは自分で自分を追い込むトレーニングです。筋肉体操の先生が「あと5秒しかできません!」と言って参加者を追い込むシーンがありますが、「あと5秒もある…」という気持ちを「あと5秒しかない」というポジティブな思考に変換しながらトレーニングを行うことでメンタルの向上に繋がります。

物事には表に見える面とは反対に見える面があります。一見何も見えないように見えても、今できることを考えることが、病気に対する一番の対策にもなり、つらい時期に心身ともに健康に保つ重要なポイントになります。買い占めがあっても、マスクが切れても…今できることを考えて憶病にならずに、心のバランスを維持しましょう。

過度に憶病になることで病気にかかりやすくなる

 

トレーニングをすると、体の調子をしっかり観察するようになります。それは、筋トレには筋肉を意識しながら行うこと(※マッスルコネクト)が欠かせないからです。体の調子を意識しながら日常を過ごすことで、体の状態がわかり、体と繋がっている心の状態も把握しやすくなります。体が疲れているから足がだるいのか、心が弱っているから体が動かしにくいのか…など、心と体は繋がっていますので、「しんどい」「つらい」を冷静に捉えることができます。

感染症にかかっても冷静な判断ができる

 

過度な焦りや不安が間違った行動を引き起こすこともありますので、普段から体と心を鍛えて不測の事態に臨むメンタルを鍛えておきたいですね。

 

さいごに

感染症などの急な休みですることがなく、不安な時に是非取り組んで頂きたい筋トレの効果について説明させて頂きました。マスクや手洗い・うがいなど、基本的な対策はもちろん重要ですが、それだけでは完全ではなく、一歩進んだ対策としてぜひ筋トレに取り組んで頂きたいと思っております。

具体的な筋トレ内容については、他記事で紹介しておりますので、「筋肉ゆる体操」の記事をご覧いただければ幸いです。みなさんの体が筋肉で健康になりますことを願って。

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