筋トレをしてうつ病を予防・治療しよう
筋トレとうつ病の意外な関係
今回は「ゆるとれ」では一番の要「筋トレ」の効果の中でも意外な効果…「筋トレをしてうつ病を予防・治療する」ことができる理由について説明します。
15人に1人がうつ病にかかる
現代にとってはもう説明不要かもしれませんが、精神病の中でも日本での患者数がかなり多い「うつ病」や、その他の精神病は、潜在的に多くの人が抱えている問題かと思います。日本人は「生まれてから死ぬまでに1回はうつ病にかかる」という人の割合が15人に1人とも言われています。
過去の研究によると、有酸素運動によりうつ傾向が快方に向かうというのは、近年よく知られてきたことかと思いますが、「筋トレがうつの改善にいい」というのはまだあまり広まっていません。
しかし、「筋トレ」は気持ちを前向きにさせる様々な効果があり、うつ病をはじめとした精神病の予防・治療だけでなく、健常者のメンタルのトレーニングにも効果的なことがわかってきています。
筋トレがうつ病に効果的な理由
うつ病の治療や予防には薬物的な方法よりも、「自然に自分に自信を取り戻したり」、「活動できることを増やして元通りに近くする」ことで寛解(全治とまではいかないが、症状がおさまって元通り)を目指すことが理想とされています。
筋トレには、「自信をつける」「活動を増やす」だけでなく、そのために必要な自分のコンディションの把握もしやすくなる仕組みがあります。
心のコンディションはわかりにくいが、体はわかりやすい
気持ちが沈んだ時やさえない時、それが本当に病気なのか、疲れなのか…ただ単に気持ちがのらないだけなのかわからない時が誰しもあると思います。私もそうとう疲れてへこんでいて、「これは病気かも…」と思っていたら、Amazonで海外から注文していたアミノ酸が届き(安いけれど遅い時は1か月ほどかかり、忘れた頃に届く)アミノ酸をサプリ棚に入れた時にはさっき疲れていたことを忘れていた。なんてこともあります。(とっても個人的ですみません)
だるさやしんどさは気持ち次第で、とてもあいまいなものですが…体のコンディションは違います。
筋トレが効いていれば多少なり、いい意味での「張り」や筋肉痛が出ますし、当たり前ですが体が疲れている時は腕や足が重く、回復できていれば軽く、動かしやすくなります。また、筋トレからの回復後は、同じ動作が楽になります。
こうして自分の体の状態を把握し、管理ができれば、動きに余裕ができたり、明日あさってどういう状態になるのか予測ができるため、心のマイナスをカバーして活動・行動することができます。
完璧にやらなくても成果が出る
筋トレは、ちゃんとやらなくても成果が出ます。ランニングなどの有酸素運動は、脂肪を燃焼しても食べれば元通りですが、筋トレは少しやるだけでも少し以上の筋肉がつき、「動きの楽さ」「見た目」が確実によくなります。それは、私たちが日常でほとんど使うことのない筋肉を刺激するため、もともと「筋トレゼロ」からスタートしてトレーニングを行うからです。
宇宙飛行士が無重力空間から帰ってきたとき、筋力が落ちて立つことすら大変という話がありますが…短期間でも使わない筋肉はすぐ落ちていきます。
人間の体には、今までほとんど使わなかった筋肉がたくさんあり、それを初めて鍛えるのですから、少しのトレーニングや完璧でないトレーニングでも予想以上の効果が出るのです。
自信がつく
「強い精神は、強い体に宿る」という言葉を定期的にどこかで聞くような気がしますが(少なくとも怪しいセミナーには行ってない)、体が強いと気持ちも比例して強くなるということは間違っていないと思います。
「ゆるとれ」のやり方は筋トレを中心とした筋力の向上や美ボディメイクのため、ランニングなどの有酸素運動をしている人と比べて持久力はあまり向上しません。(運動する、筋肉に余裕ができることでできる運動が増えることはもちろんあります)
そのため、一緒にウォーキングする時やマラソンをする時などはあまり強いようには感じませんが、「重いものを持つとき」「階段を上がるとき」「スポーツをするとき」など、他の人に比べてできることやかける負荷の量を多くすることができます。
何かする時に余裕があったり、トレーニングをする過程で見た目にも引き締まった感があることは、とってもわかりやすい自信につながります。
ぜひ、筋トレでうつ病対策を
友達に裏切られても、世間に裏切られても、自分がわからなくなって自分に裏切られたとしても…「筋肉は裏切らない!」
ちょっと気持ち的に参っている人も、今は健康だから特に不満はないけれどストレス社会に生きる方も、筋トレでうつ病予防もしてしまいましょう!