食べたくない時に食べる
食べたい時に我慢しない
置き換えやカロリーコントロールは、食べたいい気持ちを抑えて満たされない気持ちを感じながらでは上手くいかないことが多いです。
私も以前、てっとり早くカロリーを抑えようと、一番カロリーが大きい夕食を置き換えする、という生活に挑戦しました。結果は…始めて3日目の深夜に空腹で寝られずに飛び起き、そのまま冷凍ピザをバカ食いしてしまいました…。
人間はおなかがすくと我慢できないようにできている
深夜の大失敗があってから、やっぱり置き換えは無理なんだと、その時は置き換えダイエットだけでなく、同時に行っていた他のエクササイズもやめてしまいました。(何回目のダイエット挫折かわかりません…)
人は空腹には勝てないし、かつて食べていた量や輝かしいおかずの栄光を忘れられないのです。
おなかがすいたままの状態は体に悪い
おなかがすいていると、当たり前ですが食欲が過剰に出てしまいます。それだけでなく、別の記事でも触れた「美ボディのための筋肉」も分解されてしまいます。私たちにとっては「脂肪」は邪魔者ですが、人の体にとっては脂肪は貴重なエネルギーです。
「おなかがすく=生命のピンチ」の時に、貴重な脂肪よりも、使っていない上に無駄にエネルギー(カロリー)を消費する筋肉を分解してエネルギーに変えていきます。
美ボディを作るために体重を減らすなら、筋肉落として体重を減らすのではなく、脂肪を減らして体を引き締めたいですよね。
おなかがすかないようにする唯一の方法は食べること
「そんなことはわかってる」と言われそうですが、実際にはこれしかありません。食べずにおなかがすかないようにするのは「強靭な精神のトレーニング」が必要になります。これができる人は「ゆるとれ」の必要はないかと思います。
とは言え、食べるといってもおなかが空いた時にコンビニでフライドチキンを買って食べようということではありません。決まった時間に「正しい間食」を摂り、メインの食事の満腹感を持続させようという方法です。
間食ではなく、朝昼晩のどれかを栄養スムージーなどに置き換える、「置き換えダイエット」ができる方はいきなり置き換えてもOKですが、実際には置き換えると食事の満足感が下がるので、少なからず我慢をすることになります。我慢をする方法は、なにかのきっかけで崩壊してしまいやすいので、「ゆるとれ」ではしません。今の3食、生活スタイルによっては4食以上の方も、今の食事の回数やタイミングは変えずに間食を増やします。
間食をとって今まで通り生活していれば食事の満足感が高まる
「間食を増やせば食べすぎになってしまうのでは?」と思われるかもしれませんが、間食にしっかりしたものを取り続けることで、1回の食事の満足感が高まり、さらに、朝昼晩の食事を減らす準備が心と体にできます。
「ゆるとれ」は、無理やり減らすことはしません。自然に体が減らそうとするように生活を変えていくことを目指します。
間食を取るタイミングは起床直後か3時のおやつ
実は、「間食を取る」ということが一番大変なことかもしれません。「食べたくない時に食べる」ことも必要になります。
間食のタイミングは、起床直後・3時のおやつのタイミングがベストです。どちらかだけでも、両方でもOKです。メインの食事の時間が近すぎると、メインの食事を控えすぎてしまって、あとからおなかがすきます。
例えば…午後5時くらいにポテチをつまみ食いしてしまい、午後6時からの夕食の量は減ってなんだかプラスマイナスゼロのように思っていたけれど、午後10時くらいに空腹で寝れなくなって冷凍ピザを食べてしまった。という経験はないでしょうか?
私はあります。(私は冷凍ピザが大好きなのであります。当時の冷凍ピザのストックは小さいサイズで20枚ほどありました。)
「いっきに食べたからもう食べられない」のか、「しっかり食べていて満足できている」のかの違いは大きいため、その点だけはしっかり意識して間違った食事を避けたいですね。
同時に栄養もとってしまう
間食として選ぶものは、もちろん量もある程度あって腹持ちもいいものがいいのですが、最初は栄養素がある程度は入っていて味も良く、飲みやすいものがおすすめです。
今後、この「ゆるとれ」を継続していくと、徐々に食事量が減っていく時期が来るため、メインの食事の栄養素が不足しがちになります。(食べまくる、というのはバランスは悪く、糖分や脂肪の過剰な摂取状態ですが、栄養上は満たされているいい状態ですね)
体の変化があるたびに栄養や量を考えるのは大変なので、スタート時点からどんなものを間食として選ぶのか、しっかり考えておくほうがいいと思います。
続ける気持ちは、自然に生まれるもの
私は、続ける気持ちは無理やり自分におしつけるものではないと思います。「やる内容を自分で理解している」、そして「やることが苦痛でない」ことをやっていれば、自然と続けたい気持ちが出てきます。日常をゆるく変えて、いつも通りの中で「ゆるとれ」していきましょう!