健康サプリを斬る第二回 ビオチンサプリ
こんにちは。カダラボ薬剤師記事担当ゆうです。
「CMでよく見るから」・「よく効くらしいから」と、なんとなくサプリや健康食品を買っていませんか。
それはもったいない!
せっかくなら、商品のポイントを整理して、納得して、良いものを安く買いたいですよね。
このブログでは、
・その健康サプリは本当に必要か?
・CMに騙されないためには?
・どんなポイントに気をつけて買えばいいのか?
など、健康維持のヒントを少しでもお伝えできればと思います。
このブログでの健康食品とサプリメントの位置づけは、下記URLに記載しています。
https://myupde.com/yuu/892/
健康サプリを斬る 第二回 ビオチンのサプリメント
以前ビオチンと卵白の相性の記事(⇒こちら)を書いたときに調べたのですが、ビオチンのサプリメントが結構販売されていました。
ビオチンは医療用医薬品として湿疹や皮膚炎に使われることから、ビオチンのサプリは美容目的で販売されているようです。
ここで、サプリメントは「食品」(薬ではない!)であることを改めて伝えておきます。
ビオチンサプリ、本当に必要?
結論から言うと、ほとんどの人が飲む必要ありません!
なぜか?
1つ目に、様々な食材に含まれており、不足になることがほとんどないためです。
2つ目に、ヒトの腸内細菌によってビオチンは作られているためです。
よって、サプリを飲んだとしても、余ったビオチンがおしっこと一緒に外に出ていくだけです。
美容目的には何ら効果を示さないでしょう。
また、DHCのビオチンサプリメントのように持続性であることをアピールしている商品もあります。
持続することであたかも効果がありそうに書いてありますが、持続性が何の付加効果を生むのかわかりません。
(必要なビオチンは形を変えて体内に留まりますし、そもそも腸内細菌によって継続的に作られています)
このような謳い文句に惹かれないようにしましょう。
ただし、ほとんどの人に不要とはいえ所詮食品なので、飲みたいと思えば飲んで問題ありません。
どんな人に必要か
ビオチンはほとんどの食材に含まれるので、サプリで摂る必要はありません。
しかし、食生活が不規則でなかなか食事ができない場合は、美容目的で飲んでもいいと思います。
ただ、やはり規則的な食事が一番の美容になると思います。
まとめ
・ビオチンのサプリメントはほとんど人にとって飲む必要なし
・食事の量が少ない人が補助的に飲むのはあり
・美容目的なら、ビオチンのサプリメントより規則的な食事の方が圧倒的に良い