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Proteins is a very important element of a diet
2020 02 24

筋肉が喜ぶアミノ酸「BCAA」

筋肉作りには運動が大切!そして、筋肉の原料になる栄養も大切!
ということで、今回は筋肉の栄養素「BCAA」について化学していきたいと思います。

「糖質と筋トレの関係」についてはみずきの記事を参考にしてください!

(参考記事)

糖質制限して筋トレすると危険な理由と気をつけること

BCAAと筋肉の関係

BCAAって?

筋トレをしている人にはよく知られているかもしれないBCAA。

BCAAとは、バリン・ロイシン・イソロイシンという3つの必須アミノ酸を指します。

(必須アミノ酸とは、体内で作られないため、必ず食事から摂らなければいけないアミノ酸のことです。)

これら3つのアミノ酸は、筋肉に良いとされており、サプリメントとしても発売されています。

では何故、BCAAが筋トレにいいといわれるのでしょうか?

BCAAの特徴

一般的にアミノ酸がエネルギーになるには、一度肝臓を通り、分解されやすい形に変化する必要があります。

しかし!

BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシンの3つのアミノ酸)は違います。

BCAAは、肝臓を介さず、筋肉内でエネルギーを生み出すことができるアミノ酸なんです。

なので効率良くエネルギーを得られます。

BCAAを摂ることで、筋肉に取ってより良い環境となるわけですね。

医薬品としても使われるBCAA

筋肉に良いことがわかりましたが、実は肝臓に対しても優れた作用があります。

肝臓は体内のアンモニアを解毒したり、タンパク質を作ったり、糖分を貯めていたりします。

しかし、肝臓が悪くなってくると、これらの機能ができなくなってきて、低栄養状態になります。

そこでBCAAを摂ると、筋肉が代わりに栄養を作ってくれて、肝臓の機能が正常に戻っていくわけです。

逆にBCAAが不足すると、低栄養状態のままとなり、筋肉や脂肪が分解されて痩せ細っていきます。

糖分制限ダイエットが良くないのは、このことからも言えます。

きちんと栄養を摂ることは大切です。
(もっと詳しく
フィッシャー比という言葉があります。これはBCAAと芳香族アミノ酸(AAA)の比を表します。それが低くなると肝不全を疑うのですが、糖質制限でBCAAが使われると、これと似たようなことになります)

まとめ

BCAAはバリン・ロイシン・イソロイシンの3つのアミノ酸のこと
BCAAは筋肉でエネルギーになるから効率がいい
BCAAは肝臓の働きを助ける作用もある

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